ぽつぽつ日記Blog

現場を終えて

3月末の工期で現場がひと段落した職員に、感想を聞きました。

●河川工事の検査を終えた土木部担当者の感想です。

1年と3ヵ月という長丁場の現場で、ずっと工程に追われていた印象です。低水護岸を施工していた時が、工程上一番忙しく、5月末までに低水護岸~仮締切撤去を間に合わせるために必死で調整していました。現場に来たみんなから「これ、5月中に締め切り撤去できるか?大丈夫か?」といわれながら施工していた時が精神的に一番きつかったです。何とか間に合った時の達成感・安堵感があり、それから後の工程はその時に比べれば自分の中では比較的優しかったように感じるようになり、苦労も糧になっているのだと感じました。
ただ、現場を工程に間に合わすことは大前提であり、それだけに力を注ぐのではなく、現場のちょっとした工夫を随所にちりばめれてなかったという反省点を忘れず、これからの現場に取り組んでいきます。

●バイパスの工事に携わっていた土木部担当者の感想です。

国道のシフト切替と、橋脚1基を築造する工事でした。
道路のシフト切替については交差点を含む供用中の国道の切替である上、情報管路、標識、道路照明等の支障物が多くあり、問題が山積みでした。また、シフト切替を行わないと橋脚が施工出来なかったので切替は必要不可欠でした。その中で、関係各所と協議を重ね、なんとかシフト切替を行うことができました。
橋脚に関しては梁の施工時期が寒波の到来と重なってしまいました。厳しい環境下での施工となりましたが、コンクリート打設前からの養生を工夫することで良質なコンクリートの施工を実現することが出来ました。
今までにいくつもの橋脚の現場に携わってきましたが、銘板に自分の名前が入るのは今回が初めてでした。躯体が完成して銘板を取りつけた時はとても嬉しかったのと同時に、名前が残る以上恥ずかしいものは造れないという身が引き締まる想いになりました。今後も自分の名前の残る構造物を一つでも多く造っていきたいです。

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