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東日本大震災被災地現地研修会に参加
 
平成25年9月12日
    
平成25年9月11日、12日の2日間、兵庫県土木施工管理技士会主催の「東日本大震災被災地現地研修会」へ弊社から2名参加しました。

東日本大震災発生から2年6ヶ月が経過しましたが、諸問題、課題等々から復旧、復興への道筋は未だに見えてこない状況にあります。

激甚な被災地での被害状況、復旧状況、復興計画、その中での課題や教訓について、現地で実際に見聞きすることが土木技術者として資質の向上に繋がることから今年も参加をしました。
 
  【行程】
  9月11日
    大阪空港発→花巻空港着→陸前高田市内→大船渡市→釜石市→釜井市(泊)

  9月12日
    宿舎→釜井市鵜住居→大槌町→宮古市→宮古市田老→花巻空港発→大阪空港着
 
私が被災地に行ったのは今回の研修会が初めてです。
バスの移動中、これまでテレビや新聞でみていたものよりはるかに悲惨に感じられました。
特に津波の被害はすさまじく、建築物や構造物の破壊した有様は見るに堪えないほどのものでした。
これだけの被害が出ているのに何も感じずに能天気だった自分が情けないとも思いましたし、自然災害から人々を守らなくてはいけないという土木技術者の責任を強く感じました。

今回の研修会で土木の範囲も超え、様々な分野の人々と意見交換をしていくことの必要性を感じました。

このような機会を与えていただいたことに感謝しております。ありがとうございました。(赤松)
今回現地を見る中で感じたことは、マスコミ報道では自衛隊や消防や警察の活躍がだいだい的に報道されていましたが、実際いち早く作業を行っていったのは地元の建設業者だったということです。携帯電話が100%繋がらない状態で、その現場を指揮する現場監督のとっさの判断や過去の経験と知識を発揮して数々の困難を克服したお話を聞かされた時は、建設業の大切さや偉大さを改めて認識しました。

また地元建設業協会のお話の中で、『津波により防波堤は破壊され、町の住民は元の家の場所に帰りたくないと言われるが少しでも早く道を復興させ街をよみがえらせるようにがんばっています』と言われておりました。 特に『町の人々が安心して暮らせるようにすることが私たち建設業の仕事なんです』と言われた言葉が大変印象に残っています。

今回貴重な経験をさせていただいたことは、今後の仕事の中でも自分の知識や経験をより高められるようにがんばっていきます。 (青崎)
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